院長コラム

こんにちは

その他

はじめまして

 ご挨拶

こちらのホームページをご覧いただきありがとうございます。
院長コラムとしてこれから医療情報を中心に配信していきます。

ご挨拶のページでも紹介させていただいてますが、1994年に札幌医科大学を卒業し、東京女子医科大学 脳神経外科に入局し、脳神経外科領域を中心に臨床経験を積んでまいりました。特に定位放射線治療であるガンマナイフ治療も専任として長年携わってきましたので、脳腫瘍の患者さんにも多く診察を行っていました。その中で頭痛に悩む人が多いことを経験し、頭痛診療にも強い関心を持ってきました。そのような中で東京女子医科大学 脳神経外科の先輩である清水俊彦先生に頭痛診療を教えていただいた上で日本頭痛学会の会員になり本格的に頭痛診療を始め、2019年には頭痛専門医を取得して専門的な知識を持って頭痛外来も担当していました。
このような経験を生かして頭痛診療を中心とした日常診療に取り組む決心をして開業するという選択をいたしました。
頭痛で悩んでいる多くの人がどこに受診したらいいのかわからないということを知り、このような人に病院を受診するきっかけになるように当院の名前には頭痛という言葉を入れることにしました。道しるべの一つとしてお役に立てるのではないかと考えております。

 頭痛について

頭痛には大まかに一次性頭痛と二次性頭痛があります。特に脳卒中の原因となる脳動脈瘤や脳血管奇形などがあると二次性頭痛の可能性もあることから、この区別を行うために頭部画像診断が必要になるので当院ではMRIを用いて診断いたします。
二次性頭痛と診断された場合はその原因によっては手術などの入院加療が必要になることがあるために近隣関連医療機関へご紹介させていただきます。
一次性頭痛と診断された場合はその原因に見合った治療を開始させていただきますが、長期間に渡る薬の調整が必要になることも多く、しばらく通院していただくことがあります。都合が付きやすい日時に来院していただけるように、当院では受診の際の待ち時間短縮を目的としてWeb予約を導入いたします。来院できる日時をWebから予約を取っていただき、治療が順調に継続できるようにしていきたいと思います。

目指してほしい未来

頭痛がすると不安を感じると思います。この不安を和らげる手段の一つは頭痛についての知識を付けることです。
頭痛の種類もいろいろあるので、「いまの辛い頭痛」はどの頭痛なのか、これはすぐにでも病院へ行ったほうがいいのか、薬を飲んでいれば治るのかなどの解決策のきっかけになるように医療情報も随時配信する予定です。主な内容としては頭痛の種類をはじめ、原因や治療方法、日常生活の注意点、学会などで発表された医療情報などを紹介いたします。
最終目標は頭痛からの解放です。ところが、なかなか簡単にはいかないのが現状です。
そのような環境の中で近年徐々にではあるものの、以前よりも痛みに対して有効でかつ副作用の少ない薬や最新機械を使って痛みを和らげる方法が登場しています。少しずつですが、頭痛のない生活を目指してコツコツと取り組んでいきましょう。
最近でもまだ話題となっている重要な問題としては、頭痛があっても周囲に相談しづらかったり、”たかが頭痛”と思って病院へ行かなかったりすることです。皆さんにもう少し頭痛について知っていただき、痛みから解放される日々が送れるようにお手伝いしたいと思います。